新商品導入を検討
当ショップでは現在のところ、商品ラインアップがまだ少ないです。そこで新商品を導入する計画を立てています。それが猛獣骨格の標本となるのか、それともミリタリー関連の商品となるのかは今後のお楽しみです。
ともかく、商品ラインアップの拡充で当店がますます魅力あるものとなると確信しています。
雪降る日にはこのアーミー・ブーツ
ここ数日は寒い日が続きます。木曜日には東京でも雪が降るとの予報です。そうした雪や雨の日にお薦めなのが、下の写真にあるイギリス軍のアーミー・ブーツです。
このブーツは防水性と同時に、軽い履き心地で運動性に優れています。雪や雨の日に履く通常の長靴よりもずっと格好も良いです。これだけ良いことずくめのブーツは、イギリスの陸軍だけでなく海軍や海兵隊でも使用されています。
通常の革靴のように磨くこともできます。よって雪や雨が激しい日にはビジネス・シューズの代用にもなります。これだけ便利なアーミー・ブーツについてはこちらをご参照下さい。
カシミールにインドライオンが生き残っていたのか?
昔は中東のほぼ全域とインド北部にもライオンが生息していました。現在のインドライオン、別名アジアライオンの学名はPanthera leo persicaであることからもわかるように、山と緑に恵まれて獲物も多かったイラン高原には多くのライオンが生息していました。バビロニアのネブカドネザル大王やペルシアのキュロス大王、ダリウス大王らが身体の鍛錬と軍事訓練を兼ねて狩りをしたのは、アジアライオンです。
ところが今やインド北西部のグジャラート州ギル森林(地図参照)に300~400頭が生息するだけになりました。狭い保護区ではライオンが増えすぎて周囲の村々に出没するようになっています。人間と野生動物の共存に難しい課題が突きつけられています。
ところが昨年2月には、パキスタンの新聞がアザド・ジャム・カシミール州(地図の赤い部分)の最南端にあるデバ・バタラ国立公園でインドライオンが発見されたとの報道がありました。州野生生物漁業局のチョードリ・モハマド・ラッザク局長が近年に入って現地住民や羊飼いからの報告に基づいて専門家を派遣したところ、ライオンが生息している可能性はあるようです(”Asiatic lion spotted in AJK national park”; Dawn; February 5, 2014)。
しかしながら、その後にライオンに関する情報は上がっていないようです。デバ・バタラ国立公園にはヒョウもユキヒョウも生息しているだけに、獲物は豊富です。カシミール地方は険しい山岳地帯なので、ライオンの生息を確認するのは容易ではありません。デバ・バタラ国立公園にライオンがいるなら、国境を超えたインド領のカシミール地方にもライオンがいる可能性もあります。インドライオンがカシミールに生息するなら、アフガニスタンの山中にも生き残っている可能性も否定できません。これは非常に興味深いニュースです。
F14戦闘機の退役は正しかったのか?
アメリカ空軍のF15と並んで海軍の主力戦闘機だったF14は2006年に退役しています。トム・クルーズ主演の映画「トップ・ガン」にも登場した戦闘機の退役は多くの人々に惜しまれました。これは冷戦後にはソ連のようにアメリカの空母機動部隊にミサイル攻撃を仕かけられる勢力がなくなったと見られたためです。そのため、より低価格でマルチロール性に優れたFA18にとって代わられました。
艦隊防空を主任務としたF14の特徴は強力なレーダーで敵の攻撃機やミサイルを捕捉し、一度に複数の攻撃目標を破壊できることでした。これはソ連のTu22バックファイアー戦略爆撃機が仕かける飽和攻撃(一度に多数のミサイルを撃ち込んでくること)から空母機動部隊を守るためです。以下のビデオではF14が敵のキャリアー・キラー(空母攻撃)ミサイルをどのように撃墜するかが述べられています(21:00~23:00を参照)。
The F-14 Tomcat Fighter Jet - YouTube
ところが2000年代より東シナ海と南シナ海での立場を強めようとする中国が、アメリカ海軍を自国周辺から追い出そうとしてキャリアー・キラー・ミサイルの開発に力を注ぐようになりました。冷戦終結時にはイージス艦で艦隊防空は大丈夫とされましたが、中国の軍拡でこれは修正を迫られるでしょう。また、イランもこうしたミサイルによってアメリカ海軍を自国近海から追い出そうとしています。
さて、アメリカ海軍はF14トムキャットに代わるミサイル撃墜システムを開発するのでしょうか?もう数年で配備されるF35Cステルス戦闘機は、キャリアー・キラー・ミサイルから艦隊を防空できるのでしょうか?さらに新しい技術で敵のミサイル攻撃から艦隊を守るのでしょうか?
上のビデオによると、退役したF14の内の167機がアリゾナの砂漠で保存されているようです。場合によっては、こうした戦闘機が現役復帰することもあるのでしょうか?
謹賀新年
明けましておめでとうございます。本年も皆様とともに良い年にしてゆきたいと思います。よろしくお願いいたします。
当店の動物骨格標本はレプリカ
当店の動物骨格について、メールにて問い合わせがありました。お問い合わせのお客様への返信が全く通じなかったので、当ブログにて返答いたします。
当店の動物骨格標本は全てポリカーボネート製のレプリカです。ただし、本物にきわめて近い質感を再現しているので、世界各国の博物館などから高評価を得ています。本物の野生動物の骨ともなれば、動物保護の観点から商取引は厳しく規制されています。特にネコ科の猛獣は野生での生息数が少なくなっているので、本物の骨格となると特別な許可が必要となります。そうなると、当店の価格ではとても扱えなくなります。野生動物の取引を制限しているワシントン条約についてはこちらのリンクをご参照ください。
近年では中国や東南アジアで野生の生息数が減ったトラの代わりにライオンの骨を漢方薬にする業者もあるようですが、当店の商品では決してそのようなことはなさらないで下さい。化学物質を摂取すれば人体に毒です。なお、さらなるご質問も歓迎いたします。よろしくお願いいたします。
当店連絡先:
talk@qalb-al-asad.biz