アメリカ陸軍のUCP戦闘服
当店で販売しているアメリカ陸軍のUCP戦闘服について。この服はアメリカ軍の写真で最もよく見かける戦闘服です。下の写真は2006年8月のバグダッドでの戦闘の場面です。これは市街戦ですが、砂漠のような色合いの家々に戦闘服が溶け込む様子がわかります。この時期はブッシュ政権による増派によって治安が回復する前で、イラク各地で激しい戦闘が繰り広げられていました。
さて、このUCPとはUniversal Camouflage Patternの略で、砂漠のみならず市街、森林、雪上、夜間とあらゆる環境に対応することを想定しています。下の写真は2006年5月にアフガニスタンの東部の山岳地帯にあるクナール州での戦闘の場面。岩山と遠くの森林への溶け込み具合はどうでしょうか?
この戦闘服は夜間の光反射まで考慮してデザインされましたが、アフガニスタンの実戦ではより砂漠の戦闘に向いたOCP(Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern)が採用されるようになりました。今年の5月、今後はUCPに代わる別のデザインを採用すると陸軍は公表しています。最新技術の戦闘服ですが、その迷彩パターンも実戦を経て改良されつつあります。