Qalb al Asad (カルブ・アル・アサード):猛獣骨格レプリカ&軍事・歴史関連商品のEショップ

当店のライオン、トラなどの骨格は博物館レベルの標本。ミリタリー関連は米英などから直輸入の本物志向。Qalb al Asadとはアラビア語でlion heartの意味。

カシミールにインドライオンが生き残っていたのか?

昔は中東のほぼ全域とインド北部にもライオンが生息していました。現在のインドライオン、別名アジアライオンの学名はPanthera leo persicaであることからもわかるように、山と緑に恵まれて獲物も多かったイラン高原には多くのライオンが生息していました。バビロニアネブカドネザル大王やペルシアのキュロス大王、ダリウス大王らが身体の鍛錬と軍事訓練を兼ねて狩りをしたのは、アジアライオンです。

 

ところが今やインド北西部のグジャラート州ギル森林(地図参照)に300~400頭が生息するだけになりました。狭い保護区ではライオンが増えすぎて周囲の村々に出没するようになっています。人間と野生動物の共存に難しい課題が突きつけられています。

 

 

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ところが昨年2月には、パキスタンの新聞がアザド・ジャム・カシミール州(地図の赤い部分)の最南端にあるデバ・バタラ国立公園でインドライオンが発見されたとの報道がありました。州野生生物漁業局のチョードリ・モハマド・ラッザク局長が近年に入って現地住民や羊飼いからの報告に基づいて専門家を派遣したところ、ライオンが生息している可能性はあるようです(”Asiatic lion spotted in AJK national park”; Dawn; February 5, 2014)。

 

 

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しかしながら、その後にライオンに関する情報は上がっていないようです。デバ・バタラ国立公園にはヒョウもユキヒョウも生息しているだけに、獲物は豊富です。カシミール地方は険しい山岳地帯なので、ライオンの生息を確認するのは容易ではありません。デバ・バタラ国立公園にライオンがいるなら、国境を超えたインド領のカシミール地方にもライオンがいる可能性もあります。インドライオンがカシミールに生息するなら、アフガニスタンの山中にも生き残っている可能性も否定できません。これは非常に興味深いニュースです。

 

 

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